【2024 Rd.2】北海道ブリザードラリー

開催日:2024.2.18
開催場所:新千歳モーターランドを中心に千歳市・安平町
参加台数:エントリー申し込み55台、参加53台

昨年は開幕戦として開催された本ラリー、今年は先月のEZOから3週間後での開催でした。
ラリー全体としては55台の参加申込書がありましたが、XCRクラスはXC-2クラスが4台、XC-3クラスが残念ながら1台の計5台の参加となりました。
大会の週の前半に記録的な暖気が入り、路面状態が心配されたが、新千歳の会場内コース、林道コース共に前回より状態が良い位の状態を保った。特に林道は、当日の気温が高かった為、先頭の数台は雪掻き役となりタイムを伸ばせなかったが、ほとんどのドライバーが第1戦時より走りやすい路面だったと話していた。実際、林道でのリタイヤは2台に留まった。
【XC-2クラス】
第1戦の林道ステージでリタイヤし、今回挽回のはずだったNo.28 惣田/猿川組(ランクル70)が、レキ走行中にデフを損傷。残念ながら本番を走行する前にリタイヤとなった。この為、XC-2は実質3台での争いとなった。
新千歳モーターランド内の特設コースを走行するSS1~4は距離も短く、元々ミスが無ければ大きなタイム差にはなりにくいが、No.30の浅井/笠井組(エクリプスクロスPHEV)とNo.31 水野/南出組(ハイラックス)は各SSの差が1秒以内のデッドヒート。SS4終了時点で浅井/笠井組がわずか0.6秒のリード。しかし、林道SSであるSS5,6では経験の差はいかんともし難く、ドライバーとしてラリー初参戦の水野選手はSS5で約8秒離され、SS6ではさらに大きく引き離される事となった。
No.29 橘/渡邊組(ハイラックス)は、SS4終了時点で2位の浅井/笠井組と14.7秒差をつけ、第1戦リタイヤでノーポイントで終わった穴を埋めるチャンス。しかし、林道に入ると失速し、SS5終了時点で8.4秒差と6秒以上縮められる。これ以上差を詰められる訳には行かない状況であったが、第1戦のコースアウトリタイヤの記憶が甦るのか、アクセルを踏み切れず、まさかの逆転を許した。その差は全SS合計で0.6秒。幻の優勝となった。
これにより、XC-2クラスは優勝:浅井/笠井組、準優勝:橘/渡邉組、第3位:水野/南出組となった。
【XC-3クラス】
昨年の本大会では兄弟での参加だったDr.塙選手が今年は昨年途中からコンビを組んでいる佐竹選手と出場。タイム的にはXC-2クラスと同じくらいのタイムを刻み、6本合計タイムではXC-2優勝の浅井/笠井組を0.2秒上回るタイムとなった。

エントリーリスト
リザルト(リザルトブック)

No.30 浅井/笠井組
TOYO三菱エクリプスクロスPHEV
No.29 橘/渡邉組
Soda’sfactory HILUX YH
No.31 水野/南出組
TMT HILUX
XC-2クラス 表彰式
No.32 塙/佐竹組 岩手トヨタRAIZEラリーコンセプト
撮影:合同会社サンク
これ以外の画像もJMRC北海道のフォトアルバムのページにアップされております。
フォトアルバム(JMRC北海道)
(撮影:陶山護)

動画(XCRスプリントカップ北海道YouTube) 2/25公開
(撮影:米川 信一)

次回第3戦は、7月5-7日の2024 ARK ラリー・カムイ。
全日本戦との併催となりますので、規模も大きく、林道観戦も行える予定です。
お楽しみに!